「病院に対して不信感でいっぱい」遺族が悲痛な思い 八戸市の病院殺人事件 死亡診断書の死因が「肺炎」
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- Опубликовано: 14 янв 2025
- 2023年3月、八戸市の病院で起きた殺人事件についてです。病院が遺族に渡した死亡診断書には、死因は「肺炎」と記載されていました。「暴行」などとする司法解剖の結果と大きな隔たりがあり、被害者の妻は悲痛な思いをしています。
この事件は3月12日の深夜、八戸市小中野のみちのく記念病院に入院していた八戸市八太郎の髙橋生悦さん、当時73歳が首を圧迫されて歯ブラシで顔面を突き刺されるなどして殺害されました。
警察は同じ病室に入院していた本籍・五戸町の無職の57歳の男を殺人の疑いで逮捕し、現在、検察が刑事責任能力を調べる鑑定留置を行っています。
遺族に渡された死亡診断書です。直接の死亡原因の欄には、「肺炎」とあります。警察の司法解剖の結果は「暴行による頭部や顔面の損傷」となっていますので、大きな隔たりがあります。
そもそも被害者が亡くなった時、病院関係者からは「ちょっと転んだ」という内容の一報でした。その後死亡診断書を受け取る時も、歩きながら看護師から手渡されただけで、経緯の説明については一切なかったといいます。
妻が遺体の顔を見たときに、これが本当に肺炎なのかと疑問に思ったということです。その日の夜に、警察から事件性があるという連絡が入りました。
もし司法解剖が行われず、遺体が火葬された場合、死因は「肺炎」のままだった可能性もあります。
青森朝日放送の取材に対し、被害者の妻は「病院に対しては、不信感でいっぱい」「一連のことについて一切連絡がない」と話しています。
被害者の妻は、「何があって、どういう処置をしてどうなったのか、ちゃんと説明をしてもらいたい」「警察や行政機関にはきちんと経緯を調査し、病院に対し適切な対応をしてほしい」としています。この件に関して保健所や病院側の対応です。
適切な医療が行われているのか、市内の病院を年に1回程度立ち入り検査している八戸市保健所。医事薬事グループの村田洋平グループリーダーは、「当時の状況について、病院に説明を求めていて回答を待っている状態」としています。
一方、病院の報道窓口の男性は、青森朝日放送の取材に対し、事件について「警察の捜査中なのでコメントできない」、遺族への今後の対応についても「何とも言えないのでノーコメント」と話しました。